リコーの部屋
リコーがカメラメーカーとして成功した最初のカメラは、1950年発売のリコーフレックスV。
定価7,300円で行列が出来るほど売れたが、地方では商品が足らず、東京で定価で買ってきてプレミアをつけても売れたという伝説まで残っている。
上下のレンズをギヤで駆動するというシンプルな構造と、四畳半メーカーと言われA〜Zまである(J、U、Xは無いらしい)と言われた二眼レフ業界で、ベルトコンベアーを使った大量生産が勝利の秘密だった。
ただ、今見てみると高級感が無いので、私は嫌いなカメラだが、100万台以上売ったらしい。
高度成長時代の1962年にリコーオートハーフがバカ売れした。
ゼンマイによる自動巻上げとEEで、誰にでも手軽に写真が撮れるという事が人気の秘密。600万台以上も売ったと言われている。
リコーGXR A12:2011年 GXR 32,550円 A12 60,900円
ライカではないが、APS-CでライカMマウントが装着できるので買った。CCDをSONY製を採用していたので、タイ洪水の影響をうけて入荷が5ヶ月待ちになってしまった。
ライカM8 M9、エプソンRD1xGなどに比べて安いのが魅力。
ニコンD200より広角レンズが使えるのが嬉しい。
ライカのMマウントボディキャップに穴を開け、シャランの紙ピンホ−ルカメラを壊してピンホ−ル部分だけを取り出して貼り付けた。
ASA3200まで感度を上げたら約1/15秒前後で写るので、手持ち撮影も可能だが、画質は落ちるので三脚につけて感度を落として撮るほうが良いかもしれないが、手持ちで撮れるのは楽である。
ASA400にすると1〜2秒程度で写るので、ちょっと橋の欄干などの上に載せて撮る事もできる。
ただ、焦点距離が50mm(35mm判換算)程度にしかならないのが、ちょっと残念。
SUMMICRON-M35mmF2で撮影
S10 24-72mm F2.5-4.4(5.1-15.3mm 1/1.7CCD)
:発売当時は約40,000円だったが、製造中止したらしく、量販店などに在庫を安く引き取ってもらったようで1万円を切る価格で出回るようになった。
通常はA12に、SUPER WIDE-HELIAR15mmF4.5と25mmのファインダーを付けて使っているので問題はないのだが、標準以上の焦点距離のレンズをつけるとピントが合わせずらくてしょうがない。
液晶画面の拡大モードを使えば良いのだが、操作する時間がもどかしく動きの早い被写体には対応できない。
専用のビューファインダーVF-2の定価が23,100円もするのに比べれば安い。
いけない遊び
左の写真は、ヘクトール135mmF4.5のヘッドを外しビゾフレックス用のショートマウントにつけ、ニコンL-FリングにつけてF-Mリングを介してGXR A12に着けたもの。
右の写真は、ヘクトール135mmF4.5にL-Mリングを介して着けたもので、長さは変らない。
リコーGR1s:1994年にフィルムパトローネより薄いカメラとして世界を驚かしたR1に続くGRシリーズとして1998年に95,000円で発売された。
28mmF2.8のレンズはLマウントにされ限定販売されたほどの好評を博した。
リコーGR1sで撮影
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