リニア編集
1、アナログ編集
アナログ信号には、1本にまとまったコンポジット信号と複数ケーブルに色を分けて送るコンポーネント信号とがあります。
コンポーネントのほうが、多少映像が綺麗なのですが、ケーブルが増えるなど面倒な面もあります。
通常、BVE-800はコンポジット、BE-600はコンポーネントです。
コンポーネントであっても所詮アナログですので、編集する度に信号は劣化します。
βカムももちろんアナログですし、DVCでもアナログ出力で編集すれば、編集する度に映像は劣化します。
たとえメタルテープを使っても、必ず劣化しますし、思ったほどの効果はなく、「メタルはいい」という迷信に等しい程でしかありません。
2、デジタル編集
デジタル出力をSDI編集すれば、信号の劣化はほとんどありません。
SDIでは、映像と音声のデジタル信号をケーブル1本で受け渡しができます。
SDI信号はSONY,松下などメーカーをこえて共通信号となっています。厳密にいうと松下のDVCとソニーのSXではフォーマットが多少違うのですが、SDI編集すれば、目で見て違いがわかる程の差はでません。
デジタル編集すれば100回ダビングしても信号の劣化はありませんので、荒編、孫、ひ孫でも大丈夫です。
3、HD編集
一時は、HDにもアナログとデジタルがありましたが、通常はデジタルのHD-SDI信号を採用しているので、原則、信号の劣化はありません。