オリンパスペンD ズイコー32mmf1.9
1962(昭和37)年6月 13,800円
女房が中学の修学旅行にいく時、父親に買ってもらったもの。
セレンの露出計は壊れてしまったが、まだよく写る。明るいレンズが自慢。
昭和34年10月に発売されたオリンパスペンが6,000円だったのに比べれば、ハーフ版にしては高級機だった。
1963(昭和38)年9月 オリンパスペンF1.8 ¥26,500(38mm F1.8 付)
世界初のハーフサイズでのレンズ交換式一眼レフカメラ。
フォーカルプレーンシャッターカメラで初のフラッシュ全速同調を実現。
ロータリー式の金属板シャッターを採用。
1966(昭和41)年10月 オリンパスペンFT ¥22,200(ボディのみ)
世界初のTナンバー方式の露出制御を採用したハーフサイズ一眼レフカメラ。
F1.2 という大口径レンズもラインアップされた。 TTL露出計内蔵。
オリンパスは銀塩カメラから撤退し、ブラックボディの人気が急騰している。
電池を入れると露出計はバッチリ。
標準レンズのガタが気になったので、ヘリコイドリングをはずして、閉め直そうと、ねじを緩めてはずしたとたん、カチっといやな音がした。バネが外れてしまった。
悪戦苦闘1時間やっと元どおり。でも心なしか、絞りの形が歪んでいる!そこで50-90mmF3.5を見たら、なんと!絞りが解放のまま動かない。
結局、もう一本バラスことに。何とか動くようになったが、絞りのクリックが気もち良くない。やはり修理は奥が深い。
自作の視度調整アダプタ:アクセサリーシューを黒く塗って、Canonの+1の視度調整アダプタを瞬間接着剤で貼り付けた。
ハーフには縦位置がよく似合う。縦方向はフルサイズの焦点距離と何ら変わらない。2枚で一組の組み写真だと思って撮るのがコツ!?。
立秋の朝、いつもより空が青い。露出はほぼカメラの指示通り。72枚の撮影にはくたびれる。
ペンF用の交換レンズ群
種類 | レンズ名 | 焦点距離 | 35mm判換算 | 価格 |
標準 | FズイコーオートS | 38mmF1.8 | 55mm | 10,900円 |
標準 | GズイコーオートS | 40mmF1.4 | 58mm | 16,800円 |
標準 | HズイコーオートS | 42mmF1.2 | 60mm | 25,000円 |
広角 | GズイコーオートW | 20mmF3.5 | 28mm | 17,500円 |
広角 | EズイコーオートW | 25mmF4 | 35mm | 13,300円 |
広角 | GズイコーオートW | 25mmF2.8 | 35mm | 16,500円 |
望遠 | GズイコーオートT | 60mmF1.5 | 85mm | 21,800円 |
望遠 | FズイコーオートT | 70mmF2 | 100mm | 18,000円 |
望遠 | EズイコーオートT | 100mmF3.5 | 140mm | 13,000円 |
望遠 | EズイコーオートT | 150mmF4 | 210mm | |
超望遠 | EズイコーオートT | 250mmF5 | 360mm | |
超望遠 | EズイコーオートT | 400mmF6.3 | 570mm | |
超望遠 | EズイコーオートT | 800mmF8 | 1150mm | |
ズーム | ズイコーオートズーム | 50ー90mmF3.5 | 70−130mm | |
ズーム | ズイコーズーム | 100ー200mmF5 | 140−280mm | 39,200円 |
このうちレフレックス800mmは、開発者の予想に反して、小型軽量が評価され、東京オリンピック用に大量の受注を請けたらしい。
FTは1970年の大阪万博でタイムカプセルに入れられたが、30年たっても作動は全く異常がなかったようだ。
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