昭和52年秋の第1回日本フィルハーモニー広島公演のために、実行委員会が結成された。
私が実行委員長になってしまい、試行錯誤の末、実行委員のがんばりで、郵便貯金ホールの定員1794を大幅に上回る
70人の立見まで出す成功裏に終わる事が出来、 以後、毎年公演が行われる礎を築くことができた。
1977年10月11日18:30開演 広島郵便貯金ホール
ベートーヴェン「エグモント」序曲(1810)
交響曲第6番ヘ長調「田園」作品68
交響曲第5番ハ短調「運命」作品67
アンコール ハンガリア舞曲(ブラームス)
指揮 山岡 重信
このとき私が、楽団員を前に、指揮台に上がって挨拶するという栄誉に預かった。
しかし、この公演が無事に終わるか最後まで心配で、公演終了まで、玄関ロビーでじっとすわっていた。
アンコールのハンガリア舞曲が始まって、やっと安心して、ホールのなかに飛び込んだ、のが忘れられない記憶として残っている。