動画機材

45年間も動画を仕事にしてきたので、あまり動画は撮りたくないが、色々な事情で撮らざるを得ない事もあるので、最低限の機材を用意した。
最近は、静止画も動画もカメラは兼用できるのは有難い。

カメラ
D800 Nikon D800(2012年)3,680万画素
CCDサイズがフルサイズのFXフォーマットになり、動画も2Kで撮れるようになった。
28300.jpg Nikon Z6(2019年)2,450万画素
ニコンのフルサイズミラーレス、動画は4Kで撮れるようになった。
AF-S Nikkor ED VR 28-300mm F3.5-5.6Gは10倍ズームなので、動画撮影には便利。

SONY α7 SONY α7:(2016年)2,430万画素
35mmフルサイズCCD、動画は2K。ライカMマウントに変換して12mm、15mmも使える。

CCDのサイズ
CCDサイズ CCDのサイズを表にしてみました。
メーカーによって多種のサイズは違い、標準レンズの焦点距離も多少の違いはありますが、目安として見てください。
焦点距離が長いほど、奥行きのある表現ができます。

三脚
MVH502AH3.jpg Manfrotto MVH502AH:静止画の三脚で動画を撮ろうとすると、どうしても不都合がある。
スリックの雲台はパン棒が1本なので、縦・横だけのパンには不向き。
ハスキーの三脚は、雲台が外れないので、レベリングユニットが装着できない。
そこで、Manfrotto MVH502AH ビデオ雲台を入手。
まずは、スリックに付けて使ってみたが、レベリングユニットが緩みやすい。

leveling2.jpg SLICK レベリングユニット2: 静止画の場合は、見かけ上の水平さえ取れていれば良いが、動画の場合はきちんと水平は取れていないとパンが出来ないので、SLICK レベリングユニット2も購入。
搭載機材の最大重量10kg 重量200g
三脚取付ネジ U1/4インチだが、アダプターを取り外せばU3/8にも対応。
スリックのマスターデラックスに使う。
さすがスリック三脚には良く似合う。

gs5321b.jpg ジッツオの三脚で動画撮影できるように、パーツを追加した。
GITZOの4番のG525が挟まって場所に、75mmのGS5321V75のハーフボールの皿を入れ、Manfrottoの 75mmハーフボール ショート SKU 520BALLSH を入れて SKU MVH502A Manfrotto 502 雲台を載せて使う。
GITZOに載せると安定感は向上するが、重くはなるがG1790のヘッドを付けているのに比べれば軽い。
現役時代は、特注の100mmボール用の皿に、OSKAR HEILERのヘッドを付けて使っていたが、それよりは軽い。

照明
alh160a.jpg alh160b.jpg KPI アマライト AL-H160:単3電池やSONYのPC-100用のバッテリーNP-QM91Dなども使える。
色温度変換フィルターも付いていて10,000円以下で購入できるので、個人用にはちょうどいい。
静止画でも、パノラマ撮影には使えそうだ。

オーディオ機材
sankenmu2.jpg 無指向性マイク:サンケン MU-2という無指向のダイナミックマイク、インタビューマイクには最適である。

d202b.jpg 指向性マイク:AKGのD202とD224Eは、動画撮影にも使える指向性マイクである。

sm58.jpg SHURE SM58:ボーカルマイクの定番で、新発売当時の昭和48年頃は58の名の通リ58,000円近くもし、廉価版のSM588でさえ25,000円もした。
それが、最近では10,000円程度で買える。
単一指向性なので、雑踏の中でのレポートなどでも使えるし、無線機などでも使える。
ついで、予備のヘッドフォンも購入した。

athm30x.jpg ヘッドフォン:SONYのは、多くの録音スタジオで使われているが、ケーブルの芯に使われている線が髪の毛並みに細くて、ほとんど修理が出来ない。
そこで、報道技術時代によく購入していたオーディオテクニカの物にする。
報道現場では使い方が荒いので、しょっちゅうケーブルが切れて修理する事になるが、スタジオミュージシャンなどは、そんな事はないのだろう。

小道具
kachinko.jpg カチンコ:本来は、トーキー時代になったとき、カチンコを打って映像と音のスタートのタイミング合わせる為の道具だった。
しかし、デジタル時代になっても、カットの前にシーン番号など書いておくのに便利なので使われているようだ。
もっとも、複数のカメラを使う場合で TC (タイムコード)などを同期できない場合などは使えそうだ。

ノンリニア編集
ediusx2.jpg 編集ソフトは、しばらくはNIKONやパソコン付属の無料ソフトを使っていたが、必要があってEDIUSを購入した。
EDIUS Pro は買ったものの、実はノンリニア編集はしたことがなかった。
編集スピードはリニアには負けるが、数万円でソフトを買えば、編集できるのはありがたい。
ただ、キャッシュメモリーが大きくないと動作が不安定になるので、ある程度上級のパソコンは必要。
現役時代にはノンリニア系の機材の導入もしてきており、人には「一度編集すれば覚えるらしいよ」と言ってきただけに人には聞きにくいので、EDIUS Proパーフェクトガイドも購入した。
本に載っていない事でも、webで検索して調べれば何とかなる。
完パケまでできるのは嬉しい。

スイッチャー
atemmini1.jpg atemmini2.jpg Black Magic ATEM mini
MDMIが4入力、音声が2入力あり、多少のエフェクトも使え2画面もでき、Zoom会議などで生中継ができるスイッチャー。
一昔前なら放送局くらいでしかできなっかた数百万円はする機能を持っているが、数万円で買える。
ソフトを使えば、パソコンで映像や音声を操作できる。

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